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大徳寺塔頭めぐり 興臨院~瑞峯院~本坊曝凉

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瑞峯院 独座庭    ※重森三玲  1961年作庭


龍源院黄梅院興臨院瑞峯院大徳寺本坊
総見院→ 高桐院→ 大仙院 




興臨院 こうりんいん   京都市北区紫野大徳寺町

秋の特別公開にて。 重文の表門は趣があります。

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門をくぐると ムラサキシキブ !
他 ホトトギスもまもなく開花状態
蹲には手折ったミズヒキソウやら 酔芙蓉など
こちらでは秋の草花にも出逢えました。
前田家の菩提寺。

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方丈前庭 大石 松をあしらい理想的な蓬莱の世界観を表現しています
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瑞峯院 ずいほういん 京都市北区紫野大徳寺81 


大徳寺の塔頭めぐりで 楽しみにしていた 独座庭
重森三玲 らしさがよくわかるお庭です。
力強く 勢いのある !  
説明板には こう書かれています ... ↓

「荒波に打ち寄せられても雄々と独座している蓬莱山の風景です
さわがしく忙しい日々の生活 ひとときを静かに坐って
この蓬莱山のように雄大な泰然とした心境を 体得したい !!」

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側面から見ると また立石が表情をかえ 
白砂はまるで打ち寄せる波の音が聞こえるかのよう。

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作庭は 1961年 半世紀。 いつまでも坐して見ていたい庭。




閑眠庭 
 
「大友宗麟公はキリシタン大名でしたので
横に3ヶ たてに4ヶの石の流れを十字架に組まれ万民の霊を弔って ...」

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こちらの方向からは白砂がきれいですが
実は向こうに見える石の方から眺めると 
説明にあるように それとなく十字架が。
  
禅の庭でありながら 
自分の信条にさからわず 弔う心を庭にあらわすということ 
禅の心も キリシタンの信条も 。
この配置にこめられた思いに
胸がしめつけられそうでもあります。
説明板がなければ まったくそこまで読み解けないどころか
十字架さえ 見逃すところです。


こちらで お抹茶と干菓子を。
大徳寺納豆をくるんだ落雁 銘は「紫野」
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花頭窓より独座庭の立石をながめつつ
お抹茶というのも 忘れられないたびの思い出。 



大徳寺本坊 曝凉 だいとくじほんぼう ばくりょう 


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この日は年に1度 の 本坊内 曝凉。 
国宝の方丈と唐門 特別名勝 枯山水庭園
絵画・書・襖絵などが むしぼしをかねて展示されています。

本坊の曝涼は 当然ながら 内部写真撮影禁止。
本当に良いの ? というほど
軸や襖絵など 手の届く近さで拝見できるのですから 
バッグなど荷物はすべてお預けして
身軽になって 間近でじっくり拝見。
目を凝らして附属のメモを見ながら 何のお軸か 襖絵か 。




高山寺で買い求め  帰ってから書くつもりの
ご朱印帳 表紙の題字と名前。
名なしのままではいかんよ と ありがたいことに 
名いれをしていただきました。 

それはもう達筆というか あまりの流麗さにため息。 
しかもとっても楽しいお方。
よかった 自分で書かなくて。

by Jasmine_style | 2012-11-05 13:13 | 京都 | Trackback

Que Sera Sera ♡ 二拠点生活の日々 備忘録として綴っております。        Hiroshima JAPAN


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