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初夏tabi 「ルノワール展」

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国立新美術館で開催中の ルノワール展。
第1章から第10章まで、旅してきました。
第Ⅳ章あたりを歩いていると
なぜだか ウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』を
思い出してしまいました。 あの映画は ゴッホでしたけれど。

その第Ⅳ章 モンマルトル、では 今回初来日の
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」




ギャラリーの中にまじって 喧騒の中の人となる。
ブルーの中にとかしこんだような木漏れ日
左隅の流れるような金髪が美しい。
フレンチカンカンが流れる
陽気で明るく ハッピーな場面から 、ふりむくと

「田舎のダンス」「都会のダンス」 
並列で鑑賞できる 贅沢な空間でした。  


手前より  「田舎のダンス」(モデルはのちにルノワールの妻となるアリーヌ) 
「都会のダンス」(モデルは のちにユトリロの母となる、ジュザンヌ)

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Ⅷ章では 「ピアノを弾く少女たち」
とろけそうなやわらかな色合いに魅入ってしまいます。


実際の映像で リウマチで不自由な手に絵筆を括りつけ、
タバコをくゆらしながら、淡々とキャンバスに向かっている姿が
印象的でもありました。 
渾身の、という 表現では足りないほどの 筆を持つ手。
なのに、悲壮感をみじんも感じさせない幸福感ただよう絵筆。
愛用の絵筆箱やパレットの展示もあります。
妻アリーヌ、 多くの絵のモデルにもなっているガブリエル、
やわらかな木漏れ日 光のプリズム あたたかなまなざしを感じるような
ルノワールの世界にひたってきました。


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ダイナミックな空間 !
美術館開館のころは その建物と共によく雑誌で拝見して
一体、どうなっているの? と 楽しみに伺った
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ

ルノワールを楽しんだあと、 やっぱりね、ランチもこちらで。
通路側から見ると 突先でお食事しているみたいですね。
あの、突先で お食事してきました。

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4種類から それぞれの、メインをチョイス。 
■ホタテガイのポワレ パルメザンチーズのリゾット
■仔羊のトマト煮込み クスクスと季節の野菜添え

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■ムッシュ ポールボキュズのクレームブリュレ
■トウモロコシのスープ ... など



ルノワールの妻アリーヌのレシピよりという 
展覧会とタイアップしたコースもありました ♪
ランチタイムの印象としては 
カフェとして、また軽めのランチと
賑わいを楽しむような空間だと思いましたけれど
夜はラグジュアリーな雰囲気が楽しめそうです。


同じ週に、五嶋みどりさんの ロビーコンサート。
音響もきっといいだろうなぁ。

初夏tabi 「ルノワール展」_d0098183_10302650.jpgオルセー美術館・オランジェリー美術館所蔵 
ルノワール展 
RENOIR 色彩は「幸福」を祝うために 
国立新美術館

東京都港区六本木7-22-2

2016 4/27-8/22
Commented by desire_san at 2016-07-13 14:08
こんにちは。
私もルノワール展を見てきましたので、興味を持って読ませていただきました。ルノワールの最高傑作と言われる『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏場』には人々の生きる喜びがあふれていて大変感動しました。初期の作品から晩年の裸婦の傑作までルノワールの生涯の作品が展示されており、ルノワール絵画の全貌を知ることができてよかったと思いました。

今回のルノワール展からルノワールの絵画の魅力となぜルノワールの絵画が見る人を魅了するのかと、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌとの芸術の本質的の違いを考察してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。


Commented by Jasmine_style at 2016-07-13 20:00
desire_san さま
こんにちは。そうですね、わたしも実際に『ムーラン・ド・ラ・ギャレット... 』をこの目で観て その臨場感にひきこまれて感動したひとり、です。

desire_san さんの考察、ぜひじっくり読ませていただきたいと思います。 コメント* ありがとうございました !
by Jasmine_style | 2016-06-16 11:11 | 東京 | Trackback | Comments(2)

Que Sera Sera ♡ 二拠点生活の日々 備忘録として綴っております。        Hiroshima JAPAN


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