2016年 12月 05日
『 アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲 』 UN+UNE
先月 八丁座で観た映画 『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲』。 クロード・ルルーシュとフランシス・レイの 名作『男と女』(66) から 50年の歳月が流れて、というキャッチフレーズに ダバダバダ、ダバダバダ ♪~ スキャットが 頭の中でリフレイン。 この伝説のようなお二人がご健在で ふたたびタッグを組んで 愛の前奏曲をインドの地で奏でる、というから観ないわけにはいかない誘惑にかられます。 劇場には、おそらく『男と女』をタイムリーでご覧だったかなと思われるご婦人方もお見かけしました。 ~ 確かに、映画は時代の鏡だ。~
主演の二人アントワーヌとアンナ、ロマンティックな ジャン・デュジャルダンと 才女エルザ・ジルベルスタインが相性抜群なんです。 ハリウッド作品ばかりみていると フランス映画や北欧映画がとても新鮮に感じる瞬間があるものですね。
監督ノートより。 クロード・ルルーシュがこう語っていました。「インドとの出会いが啓示となった。」と。 ニューデリー~ムンバイ~ケーララ。 聖地バラナシ。巡礼の旅は過酷で美しい。
出逢ってしまった二人の巡礼の旅。 ドキュメンタリーを観ているように二人の表情は 役柄を越えたところにあるように感じました。 なぜだかわからないけれど目から汗が出て止まらなくなってしまって ... ストールでぬぐってもぬぐっても止まらない涙。 作品の中で出逢ったアンマ(本人)の存在は大きかったです。 短い期間の公開作品でしたが、八丁座では引き続き 『男と女』。なんて粋なの ! ですよね。一週間限定で行けなかったけれど。 デジタルリマスター上映されたそうです。 少し前だけど アラン・ドロンの『山猫』4K修復版も 劇場の大画面で 観たかったなぁ。
映画を観終わった余韻もさめやらぬ中。 アンナがエピローグで着ていたトレンチコート。と、かねてより 試着してみたかったコートのブランドが なんとなく重なって パンダ目のまま ふらふら棟を渡って売り場へ。 羽織ってみたら見事に着られていました。 それでも、褒められると「そ、そうかな ... 」と映画の余韻続きで 勘違いしそう。 客観視できる冷静な目を持つ人と一緒で よかった。
とにかく。アンナ(エルザ・ジルベルスタイン)の装いもシーンごと、すばらしい選択でした。予告編、ご覧になってみてくださいね。フランス大使の妻、という公的立場の装いからはじまって、巡礼の旅はインドの美しい織物のスカート、カフタンのような装い、編んだような大きめバッグに皮のタッセル。そして終幕はトレンチに自立した女性の装い と、変遷していくのです。装いは生き様をもあらわす、でしょうか。 一方、アントワーヌ(ジャン)のハンチング帽も いい味だしていました。彼がかぶるからかも。 映画音楽家という設定も、監督の フランシス・レイに対する粋なはからいのようなもの、オマージュを 感じてしまうのでした。 涙が止まらなくなるのは音楽にも理由がありますね、きっと。 Love is Life ♡
今日という日。貴重な1日にもかかわらず 宅配のドタバタでした。届くはずのものが横浜から、5日もかかるものだろうか。とにかく朝到着したので、さかのぼって調べてみたら 先週最初の配達したとされる時に 不在になっている。 不在票もなくインターホン記録もない、上に 週末に2回配達日時が変更されている履歴まで残っていて 気味が悪くて問い合わせたりしていました。 週末、欲しかったものなのに !! 繁盛期になると色々あるものですね。 先方を信頼して 問い合わせ番号等の連絡もいただいていなかったわたしも甘かった。 年の瀬はなにごとも早めはやめの ...
一件落着か、と思って開梱。 笑ってしまいましたー 中身が違う ( ̄_ ̄|||)
おまけに、大量のお洗濯ものも 脱水のところから エラーが出ること数回、それに気づかなかったものだから 終了して干し終わったのがお昼前。 こんな日もある、のね。
よき映画に こころ癒され さて、今週も よき日々を ♥