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伝統工芸展へ


伝統工芸展へ_d0098183_11115432.jpg
日本伝統工芸展  
広島県立美術館 Hiroshima Prefectural Art Museum
広島県広島市中区上幟町2-22



今年で55回目という
日本伝統工芸展。

学生時代から
できるだけ足を運ぶようにしている恒例行事。
今回はアスパラクラブのご招待~
執念か... 応募すると当たる確率高いです↑

注目は
<染織>


琉球の
読谷山花織 (ゆんたんざ はなうい) ←現地で覚えて帰った読み方  
会場表記は (よみたにさん はなおり)


紅型 (びんがた)

沖縄の文様や織りには特別な思いがあります。
私の振袖が 紅型染めだったことから ご縁がはじまります。
今思えば 色々な布織物との出会いの中で
インドネシアのバティックやイカット タイのマットミー ラオスの浮織り
カンボジアのクメールシルク etc...
どんどん 興味が広がっていったきっかけになったのは 紅型でした。
工芸展会場ではこの紅型や花織を
今年は特にたくさん 拝見し
なかでも 
日本工芸会新人賞
玉那覇有勝氏

紅型着物「生垣に花づくし文様」

は 押さえた色彩の中の静謐の美を感じました。

---



伝統工芸展へ_d0098183_11142521.jpg
紅型の着物は 虫干しもせずしまいこんだままですが
ハギレで作った数珠袋は いつも手元に


<漆芸>
讃岐の蒟醤(きんま)

お茶席も
とんとご無沙汰ですが
お道具の銘や作を おたずねすると

「讃岐のきんまでございます」

というやりとりを
よく耳にします。
ちょっと嬉しくなったりする瞬間。

故郷の工芸品は 丸亀のうちわもそうですが
蒟醤 独楽塗 後藤に象谷 などなど
なかでも 蒟醤(きんま)は 素晴らしい伝統工芸品だと誇りに思います。
今回の会場でも
多くの作品が入選していましたが
なかでも
東京都知事賞を受賞された 
佐々木正博氏

蒟醤草華文箱 (きんまそうかもんはこ)

は 何度も何度も その場所に戻って
飽きることなく拝見しました。
細かい文様や 漆黒の闇からさす茜
色のうつろいがまた素晴らしい作品で
私の中では 一番!



たくさんの素晴らしい作品にすっかり魅了されました。
全国を巡回して広島に来る頃は
ちょうど 福屋で開催される<院展>も。
寒さ厳しき折から
それでも
春はもうすぐ という気持ちにさせられます。
伝統工芸展へ_d0098183_11183347.jpg
こちらから眺めることのできる いわば借景の縮景園。
冬枯れの季節ですが もうすぐ梅見の頃。
そういえば 梅見の茶会や甘酒やらのお席も~

by Jasmine_style | 2009-01-26 11:30 | 感動するもの | Trackback

Que Sera Sera ♡ 二拠点生活の日々 備忘録として綴っております。        Hiroshima JAPAN


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