2009年 01月 26日
伝統工芸展へ
広島県立美術館 Hiroshima Prefectural Art Museum
広島県広島市中区上幟町2-22
今年で55回目という
日本伝統工芸展。
学生時代から
できるだけ足を運ぶようにしている恒例行事。
今回はアスパラクラブのご招待~
執念か... 応募すると当たる確率高いです↑
注目は
<染織>
琉球の
読谷山花織 (ゆんたんざ はなうい) ←現地で覚えて帰った読み方
会場表記は (よみたにさん はなおり)
紅型 (びんがた)
沖縄の文様や織りには特別な思いがあります。
私の振袖が 紅型染めだったことから ご縁がはじまります。
今思えば 色々な布織物との出会いの中で
インドネシアのバティックやイカット タイのマットミー ラオスの浮織り
カンボジアのクメールシルク etc...
どんどん 興味が広がっていったきっかけになったのは 紅型でした。
工芸展会場ではこの紅型や花織を
今年は特にたくさん 拝見し
なかでも
日本工芸会新人賞
玉那覇有勝氏の
紅型着物「生垣に花づくし文様」
は 押さえた色彩の中の静謐の美を感じました。
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ハギレで作った数珠袋は いつも手元に
<漆芸>
讃岐の蒟醤(きんま)
お茶席も
とんとご無沙汰ですが
お道具の銘や作を おたずねすると
「讃岐のきんまでございます」
というやりとりを
よく耳にします。
ちょっと嬉しくなったりする瞬間。
故郷の工芸品は 丸亀のうちわもそうですが
蒟醤 独楽塗 後藤に象谷 などなど
なかでも 蒟醤(きんま)は 素晴らしい伝統工芸品だと誇りに思います。
今回の会場でも
多くの作品が入選していましたが
なかでも
東京都知事賞を受賞された
佐々木正博氏
蒟醤草華文箱 (きんまそうかもんはこ)
は 何度も何度も その場所に戻って
飽きることなく拝見しました。
細かい文様や 漆黒の闇からさす茜
色のうつろいがまた素晴らしい作品で
私の中では 一番!
たくさんの素晴らしい作品にすっかり魅了されました。
全国を巡回して広島に来る頃は
ちょうど 福屋で開催される<院展>も。
寒さ厳しき折から
それでも
春はもうすぐ という気持ちにさせられます。
冬枯れの季節ですが もうすぐ梅見の頃。
そういえば 梅見の茶会や甘酒やらのお席も~ ♪