2010年 09月 30日
ゆるり山陰へ☆蕎麦"風ごよみ"
鬼太郎天井画の 圓流院をあとに。
大山の牧草地~ 日本の道100選R24をドライブしながら
米子IC より 溝口IC で下りて 風の吹くまま風ごよみ。
矢田貝邸 旧家でいただくお蕎麦。
のれんをくぐり おじゃますると広い土間。
おばあちゃんの家を思い出す。
右手に上がり口 二間続きの<風>の軸の間 縁側が広がる。
縁側の角に座って庭を拝見しながら おそばを注文。
おろし蕎麦 と ざる を
細切りの十割蕎麦が美しい。
よく切れている。
まずはお塩でお蕎麦を味わってみてください と促されて
香りを繊細さを 堪能。
こちらは 出雲蕎麦 ? とはいわないでしょうが
出雲 羽根屋さんの繊細さを思い出した。
お出汁は主張しすぎないかわりに
おろしは強い辛み そして相方のざるはわさびも強烈に ツンと。
この辛味がまたいいですよね。
ごちそうさまです
... の頃合いを見て
よろしければお茶室へどうぞ と奥の間へ。
かなり年季の入った茶室。
ここではじめてこちらのご亭主とお会いする。
茶室
お抹茶を点てていただき話が弾んだところで
「それでは特別なお茶を」と もう一服。
「このお茶が何か 当ててみてください」
ご亭主が携わられて2年間
どれだけの方にお振る舞いになったかは定かではありませんが
今までこれが何のお茶かわかった方は お2人しかいないとか。
そして ... フフ わかってしまった。 正解。
一服所望 どこか懐かしいような...
お茶問答 ってなかなか楽しい。
お話は尽きないけれど そろそろ足が限界 ^◇^;)
蕎麦だけでなくお茶のふるまい
活けられたお花におもてなしの心
こだわりを大切にされているご亭主でいらっしゃいました。
お蕎麦屋さんの方も盛況にて
お庭や離れは
わたしたちだけでささっと拝見して 失礼してしまいましたが
小川が流れ 赤い百日紅や緑なすもみじも鮮やかな季節
お庭のお手入れもさざかし大変だろうな と
そんなこんなに思いをめぐらせながら 散策。
旧茶室
十割蕎麦+お茶会
心に残るひととき 一期一会に感謝です。
■ 矢田貝邸 蕎麦処 風ごよみ
鳥取県西伯郡伯耆町上細見486
(国道181号沿い矢田貝邸内)