2018年 11月 16日
「白鶴美術館」 そして、シンボルツリーのあるレストラン
神戸・御影 白鶴美術館を訪ねました。
あの灘のお酒、「白鶴酒造」ですね。
酒蔵巡りもいいなぁと思いつつ お酒のにおいをぷんぷんさせて電車に乗って
お夕飯でハイ、合流ーー というのも なんですし。 テーマは、芸術の秋。
風格のある門構えをくぐります
素晴らしい日本建築の建物でした。入ってすぐ大きな燈籠が目に入ります。
嘉納家所蔵のコレクションを広く一般に公開されているそうで
年に二期。 ちょうどそのタイミングでしたので伺うことができました。
[国宝である東大寺大仏殿前金銅製八角燈籠から直接型を取り 写したものだそうです]
コレクションの一部を 素敵なお屋敷におたずねして 拝見する、といった図。
一室(展示室)の天井には「鶴」
円山応挙の襖絵の引き手にも「鶴」
釘隠しにも 「鶴」
渡り廊下をみあげると 照明にともる「鶴」
社名に「鶴」の名を冠しているだけあって
シンボルとして大切にされているのがよくわかりました。
しかもいずれも美しい意匠なのです。
美術館、として公開されていますが
日本建築の外見でありながら洋館のような佇まいがモダンでした。
少し高台で 海や六甲方面も眺められるお住まい。
自然光で美術品をみることはそうないことかと思うのです。
お庭は散策可能、お写真も ok でした 紅葉が始まっていました(11月初旬)
ライトで細かな彫りや文様などを照らしながら 拝見したり。
おたずねして知ったことですが
出雲型の勾玉も所蔵品にあるそうです。(今回は公開されておらず)
さて、やはりお庭もぐるり。
そちらも隙がないほど掃き清められお手入れがいきとどいていました。
受付から対応が違い(素晴らしかったのです !)
いごこちがとてもよかったです。
別館へは道路を渡り 50mほど。このあたりは海も見えていいところですね。
時間があれば散策がてら住宅街をみて歩きたかったです。
こちら別館では、ペルシャ絨毯のコレクション !
自分の興味の対象のど真ん中。
素晴らしい織や図案、デザイン そして染。心ゆくまで堪能しました。
100万ノット、という数字を聞くだけで気の遠くなるような手仕事。
ラグひとつにどれだけのドラマがあるのやら。
こちらは、本館と違って 照明演出で
美術品に影響がないように 配慮がなされていました。
特に興味を持ったのが 織に使う糸の染色。
ハーブ染については(10月、講座では染色をテーマに)
どのような植物を使うか、花か、葉か、根か、木肌か。
また、それぞれの 媒染の違いによる色の変化など
実際の染糸をわかりやすく展示しており とても興味深く拝見しました。
■白鶴美術館
秋季展 2018年9月22日ー12月9日
【本館】殷周青銅器 ~美術としての立体造形~
【新館】近代中東絨毯 ~点描画としての美~
さて、帰りは間違わずに神戸に戻り ...
行きは、特急?に飛び乗ってしまったり(次の次の停車駅が大阪、と聞いて気づく)もよりバス停になかなかたどり着けず ^^;;
TOOTH TOOTH Garden Restaurant
かなり照明がおとしてあるので メニューを見るのに苦労しました、笑
グラス1杯の赤とキールロワイヤル。
白鶴はなかったけれど
この日のご縁で お料理屋さんで白鶴の銘柄をみつけたらいただいてみましょう。
「CM♪~ グラスで大吟醸」
ガーデンをながめながらおいしいイタリアンが気軽にいただけるので 再訪でした。
こちらのシンボル、オリーブの木にも再会しました。
以前見た時には まだ移植して間がなかったようでしたが
すっかりこちらのシンボルになっていました。管理の賜物、ですね ♪
あーー このあとホテルに帰ったらカープが ... な、夜であった
さて、神戸はまだ続きますが
写真の整理も済まぬうちに 秋は、旅。 食欲の、秋。 よい、週末を ♡