2010年 04月 24日
春の京都@鈴虫寺

鈴虫寺
境内にひっそりと佇む茅葺屋根の小屋
その名も 鈴虫小屋
正門へとつながる
長い石段。
せっかくご縁があったのだから
ちょっと寄らせてもらおう と軽い気持ちで訪れてみました。
休日ともなるとこの石段が ずらりと拝観の人々で連なるという。

のぼりきったところに 人が殺到。
出迎えてくれたのはわらじを履いた幸福地蔵さん。
大切なお願い事をひとつだけ聞いていただける...
<一願成就>
一年中こころなごむ鈴虫の音。
殺到する幸福地蔵さんに手を合わせ
静かにまわれる 境内 庭園へ。

「枯山水風情の庭の中 あら ここにも
とっくり持っているよ」

「かえるさんもいるよ。こちらの苔は今からでしょうか...」

鈴虫が棲む本堂内で法話をうかがう。
こんなシチュエーションもはじめてなら
法話もまた抱腹絶倒。
5000匹という鈴虫の声
もうそれは賑やか! 今は秋か夜噺か というほどに。
<寿々むし>というなにかありそげな干菓子に
お茶をいただきながら...
この法話 人気のためか
何度も聞くために残っている人の多さといったら!
しかも圧倒的に若い女性が多い。
本堂内は勿論のこと撮影禁止です。
西芳寺からほど近く。雰囲気はまったく違ったけれど
西芳寺が静寂と深遠~幽玄の世界としたら
鈴虫寺は活気とエネルギーに溢れた
現世利益を求める人たちの世界 でした。
副住職 桂さんのお話 はじめ鈴虫寺の紹介は you tube
こちらからも拝聴できます→ ★
実は この日法話をされた個性的な方
副住職だと知ったのは帰ってこれを見てからです。
一瞬 違う方かと思った~
とても真面目に話されている(笑)
でもお声を聞いて こちらのお方やなぁと。
法話は行かれてのお楽しみですぞ。
わたしたちもしっかりとご縁を結んでいただき
無事 帰路につきました。
うちにも来てくれるかな... わらじを履いた幸福地蔵さん。
いい思い出がまた一つできたね って京の旅も
(ゴメン あなたはお仕事 , わたしは旅) これにておひらき。
石段を下りたところ
華厳寺橋にかかる桜の木々に見送られて。
■ 西芳寺→鈴虫寺 徒歩5分ほど
■ 鈴虫寺→ JR京都駅 タクシーで20~25分ほど


