2017年 08月 04日
樹も 白い花を楽しみたくて
鈴なりの「エゴノキ」の花。ちょうど2か月前です。ほのかに、スズランのような香りもします。植樹しなくても、たくさん自生していて楽しませてくれます。 お気に入りの Dior「ディオリッシモ」の香りが、スズランやジャスミンたち。方向性は似ているけれど可憐な香りというより ちょっぴりワイルドな森の香り。 このあとたわわに実った実を、ヤマガラ君たちが食べに来ます。
エゴは、あっという間に白い絨毯になってしまいますが。「ヤマボウシ」は、かなり長く楽しめますね。 植樹したヤマボウシは葉が少々小さく密。 このほか、毎年のように「植えんさい」といただいたり、ハイブリッドなピンク花の「ステラ」、常緑の「月光」という品種も植えました。もう何本あるのかわからなくなってきた。 これは、上空から見たほうが美しいのですよね。木の下を歩いていても気づかなかったり。秋には、緑の丸いところが赤く色づきます。
「シャラ」。夏椿ともいいますね。7月下旬。 お花は はかないけれど、木肌の美しさは出色です。3mぐらいのものを植樹して、まだ2回目の夏ですから まだまだこれからなのですが木肌が楽しめるほど成長してくれるのを見守っていきたいです。
シャラは私の中ではちょっと特別。 自宅を建てた時に一番に植えたのもシャラ。 それも、南西面にドーーンと。今思えば環境も考えずなんと無謀な、と思いますが。 とにかく、いまにも旅立ちそうだった母に いいところをみせたいばかりに、竣工まもなく外構をせかし 株立ちの沙羅を植え、全体像の写真を撮って、現像して ...(当時はデジタルではないしメールもなし)母に見せに行ったのでした。 「シャラって、沙羅双樹の沙羅のことなん?」「そうよ!」(確信はなかったけれど、笑)と 答えた時の 一瞬ほころんだ顔。 結局 そのシャラは 数年楽しませてもらったけれど 夏の暑さがどうにもで 冬のイルミネーションを飾るだけの樹になり、のちに伐採。
同じ西に振った南向きではあるけれど、標高も違えば、植生も違う。最良のパフォーマンスをさせてあげられる環境に沙羅を植樹することは、ちょっとした夢でもありました。すべては、あるべきところにある ということ。 六甲で出逢った霧の中の沙羅の大木の神々しさを、思いおこしつつ。
暑さ厳しき折から、ご自愛ください。 台風の行方も気になるところですね。 備えつつ、素敵な週末を ♥