2019年 03月 08日
和食、玉手箱のような ~祇園 ゆやま

梅花の候 祇園でおいしい京懐石と地酒を楽しみました。
八坂神社からも 知恩院道からすぐ。
新橋通りに入ると 暖簾がみえて わくわく期待が高まります。

カウンター八席と、個室一部屋。気配りのある雰囲気に
緊張感がほぐれて 日本酒リストを拝見。
色々な地方の蔵がバランスよく 広島は 賀茂鶴酒造がありました。
京都は二銘柄ありましたが はじめましての「神蔵 かぐら」-流通限定 七曜- 無濾過原酒を。
女将さんが たっぷりと注いでくださいました !

どちらの蔵かうかがうと 京都大学の近くと。
あ、もしかして と思ったら ちょっとしたご縁つながりでした。
「神蔵」の 松井酒造は吉田神社のお神酒「吉田山」を造っておられ
今年の新年は 吉田山ではじまったんですもの !
ご祈祷、代参でつづけて参拝しているので その折にいただいたお神酒です。

祇園でこの酒造会社のお酒をいただけるのもご縁。
淡い琥珀色。甘みとキレが絶妙な個性を感じます。
先付 胡麻豆腐に別添えのべっこう餡をかけていただきました

椀物 茶巾しぼり、長ネギ、蛤、 ...
味わい深いお出汁に 京都に来てよかったと思える瞬間

造り 平目、中トロ、のどぐろ(炙り)、生湯葉、湯葉こんにゃく ...だったかな
ご主人より「おめでとうございます」と手渡ししていただきました ♡

Dと。二人前です↑ のどぐろ、とろけました。
誕生日の前祝でした。
えーー8本? これは偶然でしょうか、笑。
ろうそくに見立てた山芋にいい塩梅にねり梅。
同席していたお客様にもお祝いの言葉をいただいて
お酒もすすみ、さらに楽しい時間となりました。
縁高盛り おいしく、うつくしく、少しずつを色色。 楽しみにしていました !
16品種のお献立が 縁高に盛られて 眼福、口福。
まず鰆味噌幽庵焼きから ... くみあげゆば めかぶ、玉子、鴨ロース、
南京揚げ物、金柑甘露煮、明太子チーズ、マイクロトマト、檸檬豆腐、
花麩煮、手毬寿司、和え物、菜の花、粟麩田楽、なまこ、あられの ...

温物 かきあげもち 餡も最高。 絶品。

もう十分楽しませてもらったところですが
食事 冒頭の写真でもご紹介しましたが からすみご飯
上にかかっているふわふわのお布団を どうやって作るかは ご主人の技。
土鍋で炊きあがったご飯には餡がかかっています。 スペシャルでした !
からすみをこうやっていただくなんて。おろしたてでなければ味わえません。
もう一献、いけそうなほどです。

水物
最後まで手をかけた懐石です。ジュレ、抹茶のムース、大好きなラムレーズンも。
古伊万里、切子 ... 器も美しく 目の保養をさせていただきました。

充実感あふれる お昼の懐石でした。
カウンター越しに ご主人方々の心意気を感じました。
今年は、カウンター率を高めるを目標に。
ひとりカウンター鮨ではじまった今回の旅ですが
祇園では カウンター割烹デビューが 湯山さんでよかったです。
2時間たっぷりと楽しませていただきました。
一期一会の同席の方々。 全国各地からで 再訪という方、
また 関東より日帰りで、という方もいらして
楽しくお話もさせていただき
さいごは ご主人の湯山さんに お見送りいただき
京都の思い出に残るひとときとなりました。
こちらは10年前、ある雑誌を読み
いつかふらりと、と思っていましたが
今年のろうそくの火を吹き消す前に 叶いました。
また、来させていただきたいです。
そして、帰広の前に京都伊勢丹で「神蔵」無濾過原酒をお土産に。
梅見の余韻を楽しみつつ いただこうかな。
■ 祇園 ゆやま
京都市東山区新橋通花見小路東入ル

