2019年 03月 12日
梅花の候 ~「北野天満宮」「わら天神宮」
今年の梅花祭、いいお天気に恵まれ 梅の花と香りを楽しみました。
暖かいと思っていたこの冬ですが 梅の開花に関しては
2016年のほうが早かったようです。
★ふらり京都「東風ふかば...」北野天満宮」
北野天満宮 京都市上京区馬喰町
「東風吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて 春を忘るな」 菅公
新しい建物、あたらしい梅の木も仲間入り。
あたらしい植栽は枝ぶりもよく 園路は広く弧を描き、形良い石も配されていました。
梅、もみじ、さくらに欅 ...
あちら、正面のしだれ桜などは 枝ぶりを見るだけでもわくわくする。
4月、さぞやみごとな景観と彩りでしょう。
雄大な社殿は 美しい八棟造で国宝に指定されています。
茶店では入苑者にふるまわれる「菅公梅」と「梅茶」をいただきました。
参道にも店を構える老舗の老松さんです。
そして今回は白みそ仕立てのおうどんを注文。
老松さんの売店で菅公梅を販売していたのでしたが
京都伊勢丹B1にも老松が出店したそうで、新幹線に乗る前に買おうと思ったら ...
売り切れでしたー! それだけが、残念。この日はよく売れたんですって。
さすが、梅花祭。
老松は おうどんも美味
こちらの梅苑で収穫した大福梅も いただいてまいりました。
三光門
三光は「星」「太陽」「月」のことで 梁の間に彫刻があることがその名の由来とか。
星の彫刻だけがみられない、というのは諸説あるそうで
かつて朝廷があった大極殿から望むとちょうどこの門の上に北極星が輝くとも。
「星欠けの三光門」といわれる由縁、なんともロマンティックな逸話ではあります。
こちらは 「月」
「三日月」もあるのです(この写真の中に。探してみてください ♪)
では、太陽はというと。やはり梁のあたりに雲間から。
写真はありませんが 人も多くそこで立ち止まって探すのも難しいですね。
首がー、きつい笑。
人が指をさしている方向をみてなんとか、わかったという。
【摂社 地主社】
境内で最も古いお社とか。天地すべての神々をお祀りしているそうです。
こちらは 紅梅のようですね。 ぷっくりして今にも開きそうな枝も。
牛さんにも再会。梅見を堪能したあとは 少しお散歩して
バス停で2つほど先の わら天神に向かいました。
参道には出店が軒を連ね すごい人出でした。 たこ焼きをほおばる ...
敷地神社 わら天神宮 京都市北区衣笠天神森町10番地
北野天満宮よりゆっくり歩いて20分ほど。
わら天神宮は通称で 正式には敷地神社とのことです。
バスに乗っていて 「わら天神前」というのを耳にし
印象に残っていました。(他、「蛸薬師」というバス停も)
ご祭神は 木花開耶姫命 このはなのさくやひめのみこと
安産・子授け・縁結びの守り神として信仰の篤い神様で
お詣りさせていただきました。裏手から ご本殿の千木が拝見できます。
摂社 六勝神社、末社 綾杉明神、八幡神社、大山祇神社があり
あたたかい雰囲気に包まれている境内でした。
梅まつりの北野天満宮の賑やかさから一転
静かに手を合わせることが叶いました。
バス停は、その「わら天神前」より。さくらの名所、平野神社もすぐそばですね。
北野天満宮周辺はバス停が大混雑でしたが
1つ2つ、停留所が手前だったおかげで ゆったり座って帰ることができ 京都駅まで 爆睡。