2019年 08月 16日
「松」尽くしで愉しむ、〆の一杯
何年物?というのは ウィスキーのことではなく
年輪も美しい 松の切株。 そのテーブルでいただく 夏のカクテル。
青じその香りも爽やかなカクテルには 舞い踊る赤い金魚が。
なんとも涼しげです。
フォーチュンフィッシュ ~幸せを呼ぶ江戸の涼~
そして、こちらは 梅酒や赤ワインベースの
プラムナード ~梅の散歩道~
おとなりの、「日本橋浅田」のお料理をいただくことも。
と、いうことは 浅田でいただいた白ワインは、「松」からだったのですね。
例の加賀蕎麦を召し上がっていらっしゃる方もみかけました。
ちょうど、買ったばかりの 家庭画報に 日本橋の特集冊子がついていて
「王道BARへ」のページに こちらが 紹介されていました。
その前に、ホテルは決まっていたので 思わず二度読み、三度読み。
この日は お食事のあと
ちょっと日本橋界隈を歩きたくて外に出ました。静かです。
夜になっても すごい熱気にまいってしまうほどの熱帯夜。
外のテラス席もあります、とのことでロマンティックな雰囲気でしたが
エアコンの効いた眺めの良い窓辺で 寛ぐことにしました。
ほの暗い、落ち着いた室内。美しいボトルが並ぶカウンター。
カウンターでおひとりで楽しまれている女性もいらっしゃるし。
当然 禁煙ですし また、お酒を召し上がらなくても
ノンアルコールのカクテルで楽しめる雰囲気があります。
こういうのをオーセンティックな雰囲気、っていうのかな。
わたしは 夜、あまり出歩かないのですが
滞在先なら 別。
誰も知った人がいないところって 好きなんです。 一期一会。
こういうところでしたら 安心です。
ちょっとした目標が、また1つできました 笑。
わたしたちの座った席のすぐおとなりに「松」のオブジェ。
実は、入ってきた時からこの「松」が目に入って気になっていました。
近くでみても 本物にしか見えない「松」でした。
根っこがむき出しなので ... 一体どうなっているの。
宙に浮いている アーティスティックな作品は 盆栽でもなく。
伺ってみると フラワーアーティストの東信氏によるものだそうです。
一流のアートです。ちょっと感動してしまいました。
背後から
日本画家 アラン・ウエスト氏による ダイナミックな《久遠の松》に
みまもられ
松尽くしの中
「広島の蒸留所」「ジン」、という説明が 断片的に 耳に入ってきました。
へぇ、ここで広島のお酒の話を聞くとは。廿日市の方じゃない?
なんて、冗談でいっていたのですが
これが本当に広島県廿日市市でした!(桜尾蒸留所)
まったくわからないと、何を聞いていいのやら、それすら わからないですよね。
カクテルのこと、蒸留酒のこと
わたしにとっては 未知の世界で イメージで選びましたが
これをきっかけに、ちょっとテリトリーを広げたくなってきました。
この6月以降の、あれやこれやを思いながら
あちらこちらと 移動した一日をふりかえりながら
フォーチュン フィッシュで、ほっと一息つく、時間。
はじめて○ちゃんを抱っこしたDは、もう感動の一日だったんじゃないかしら。
わたしも色々とはじめてのことを 経験させてもらっています。
〆は 一杯にとどめて。
お酒を楽しむだけでなく、なんだか時間がゆっくり流れました。
バーテンダーの方の にこやかな笑顔やおもてなしにも 癒された、夜です。
■ BAR 松 -MATSU-
三井ガーデンホテル 日本橋プレミア9階