2019年 08月 23日
『千羽鶴』 で。 ホテルニューオータニ
処暑の候。
夏のきびしさも、ひといきつきそうですね。
嬉しいことも多かった夏。忘れられない夏になりそうです。
蜂蜜ジュレでとじこめられた旬の桃や赤肉メロン。
ほうじ茶アイスクリームに蜂蜜ジュレって ベストマッチ。
美味しくて、みめうるわしい。
勿論、美味しい夏は 現在進行形。
御祝の席、わたしは 冷酒をいただくことにしました。
リストを拝見すると、有名どころがずらり。
なかなか手に入らない銘柄、飲んでみたい銘柄もあります。
○温物 「鯛白子土佐煮と湯葉豆腐 白木耳 水菜 干し帆立餡」
リストに目を通しながら 秋田の日本酒
「福小町」を選びました。
以前、友人にいただいたのを思い出したのです。
このネーミングがいいね、なんて話したことも。
福小町、小町にあやかって Kちゃんも小町の仲間入りね。
おめでたいもの、季節感を感じるもの
お料理に合わせて 美しい器でいただく幸せ。
○焼物 「鱸オイル蒸し焼き 蓼醤油添え さざえ真砂和え」
室礼も。随所に心遣いを感じました。
ホテルの中の料亭なので
外までお見送り、見えなくなるまで ...とはなりませんが
揃ってお出迎え、お見送りしてくださいました。
実は、番頭さんウォッチャーでもあります ♪
こちらは とてもスマートで黒子に徹している印象でした。
実は わたしたち夫婦にとっては 思わぬサプライズでした。
と、いうのもこちら 紀尾井町のニューオータニは
家族で泊まって以来。たった一度の宿泊ですが、印象に残っています。
世の中がバブル期だったころ、ですね。
このたびの 会食が ニューオータニと聞いて びっくり。
泊まったことあるのよー、というと 驚いていました。
東京ディズニーランドに行ったことは写真で知っていても
どこに泊まったかなんて、子どもの記憶にはないですよね。
1歳や2歳では ...
○食事 「胡麻茶漬けと烏賊天 香の物」
わたしの記憶は、結構いい加減ですけれど
例によって 便乗旅だったと思うのですが
何を食べたとか、その時の光景とか 子どもに着せていたワンピース
とか、断片的な記憶はあります。
なかでも、一番記憶に残っているのが サンローゼ赤坂。
そして、ショッピングアーケード。 キラキラ輝いて見えました。
お父さんを待っている間は、子どもをつれてウィンドウショッピング。
外から眺めるだけですが、わくわくしていました。
どうなっているかな ... ちょっとそこのところも興味でしたが
全体的に古くなった印象でした。
一方で 時節柄かファミリー層でにぎわっており 親しみも湧きました。
東京オリンピックの年に開業、と伺い(えっ?! 若い ) 当時の時代背景を思います。
人も 建物も 年月を経て 見える景色も変わってきましたが
当時のキラキラ、どきどき、わくわく という気持ちと
若くて一生懸命だった時代に 一瞬だけ もどりました。
ガーデンラウンジ
ここは大きな窓と賑わいも変わらないな ... 向こうから庭園に出られて。
そうやってひとつ、またひとつと 思い出しながら
あの時、小さな手を繋いで歩いていた子どもが
今度は自分の子どもを抱っこして歩いている。
また次の世代に、小さなエピソードまでも つないでいくのですね。
ごちそうさまでした !!
■ 日本料理 千羽鶴
ホテルニューオータニ
東京都千代田区紀尾井町4-1